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Concerto Suite Premiere Performances

指揮者竹本泰蔵氏インタビュー
22/June/2001
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Mega Fan Site(以下MFS): 竹本さん始めましてYngwieのファンを代表して、心より今回のコンサートの成功をお喜び申し上げます。あまりにすばらしいコンサートで、ファンは感涙して、言葉も出ないという感想が山のように届いてます。正直なところやっと終わってほっとされているのではないでしょうか?

竹本泰蔵氏(以下竹本): ほっとしていると言うよりは、むしろまだ「興奮さめやらぬ」って感じです。
今回は2回のコンサートがあったのですが、もう終わってしまったのか・・・と今では残念でちょっと寂しい気持ちすらしています。

MFS: 今回のコンサートはYngwieにとっては人生の大きな夢の実現ということで、とても入れ込んで取り組んでいました、竹本さんから見たYngwieってどんな印象ですか?(お世辞ぬきでお願いします)

竹本氏: 初めて私がイングヴェイに会ったのは、リハーサルの初日、6月11日でした。私はトリフォニーホールの舞台の上に、そしてイングヴェイは客席の中程でこちらの様子をうかがっているかのようでした。やがてスタッフから私やイングヴェイの紹介があり、私はかなり離れた客席のイングヴェイに大きく手を振りました。彼も同じように両手を広げて答えていました。その時の彼に、私は何とも言えない「あたたかさ」や「人なつっこさ」のようなものを感じ、即、「彼とはやっていける!!」と、確信しました。
 翌日のリハーサルではいよいよイングヴェイとオーケストラの「合わせ」です。
 彼はおなじみのあの恐ろしく早いパッセージを楽々と弾きながら、なんとオーケストラの音のミスを次々と的確に指摘するのです。また、クラシックオーケストラ独特のタイミングにもすぐに慣れ、自在にオーケストラのサウンドの中を駆け抜けていきました。彼の音楽的素養の高さに正直驚くと共に、クラシック、ロックなどといったジャンルの壁を完全に越えたうえで、イングヴェイ・マルムスティーンという素晴らしい音楽家を、あらためて尊敬しました。

MFS ミレニアムだけでも難しいのに、ロックチューンからも、ファンの最も愛するナンバーが沢山オーケストラアレンジで聞くことが出来ました、なんでもYngwieは直前になっても納得が行くまでアレンジを変更しつづけたとか、普通とはちがって、やりにくかったのではないでしょか?

竹本氏: どういう事情があったのかは私も詳しく知りませんが、確かにアレンジの面で彼は何度もアレンジャーとの打ち合わせ、話し合いをしていました。
 オーケストラとのリハーサルが終わったあとにもかかわらず、彼は何時間ものあいだ疲れをみせずに、実際にギターを弾きながら、かなりつっこんだ内容までアレンジャーとやりとりをしていました。
 声を荒立てることも何度かありましたが、それは彼の音楽に対する真剣な態度の表れでしょう。それでも彼の口から「ジョーク」が絶えることはありませんでした。
 ・・・「ビール」もね。

−−−−−笑−−−−−

MFS 今回のコンサートはエレキギターと管弦楽器組み合わせというむづかしいテーマを含んでいたと思います。指揮者としての音作りのポイントはどんなところがあったんでしょう。

竹本氏: まず、会場での実際のサウンドは、P.Aさんの「ミキシング」にかかっていますの
 で、私の範疇ではありません。
 (きっといろんなご苦労があったことと思います。お疲れさまでした!) 
 ただ、それ以前の演奏の段階で私がやろうとしたことは、オーケストラとイングヴェイが単に「ビート」(拍)できっちり合わせるだけという、安易な方向に流されるのではなく、お互いにそれぞれ主張しながらも、「ブレス」(息)を感じながら音楽を「創造」できればいいなと考えていました。

MFS コンサート中、指揮をしててはらはらしませんでしたか?

竹本氏: 何をはらはらするのでしょう?御覧になっておわかりのように、忘れることの出来ない楽しいひとときでした。

MFS 楽曲の仕上がりは、抱いていらしたイメージのレベルになったでしょうか?

竹本氏: かなり素晴らしい出来ではなかったでしょうか?
 今回の演奏において、最大の功労者は「新日フィル」だと思います。普段と違うシチュエーションの中で、最高のパフォーマンスを示してくれたと、心から感謝しています。
 この新日フィルのお陰で、あらゆる意味で難しかった今回の作品を、完成度の高いものに仕上げることが出来たと思っています。

MFS 会場の雰囲気はどんな風にうけとめてらっしゃいますか?

竹本氏: 最高ですね。
 最初はちょっと戸惑った感じがホール全体にただよっていましたが・・・。でもコンサートが進むにつれて、ロックファンもオーケストラファンも一緒になって盛り上がってきて、素晴らしい雰囲気だったと思います。せっかくですからこの経験を生かして、今までオーケストラファンだった人が「ロックコンサート」へ、 そしてロックファンも「オーケストラのコンサート」へ出かける機会が増えれば、これからもっと楽しくなりますよね。

MFS Yngwieにメッセージがあれば

竹本氏: 君は最高! 心から尊敬しているよ!
 またいつか、同じ舞台に立てる機会を楽しみにしています。 
 ・・僕も今度会うまでには、もうちょっと英語を話せるようにしておくからね。
 素敵な音楽をありがとう!!

MFS 今後のご活動をどうぞYngwieファンにも宣伝してください、今回は沢山の竹本さんファンができました。

竹本氏: このコーナーはスタッフよりお知らせいたします。

以下竹本氏の今後のご予定です!!Don't miss it !! 

2001年7月10日(火) 七夕コンサート
  京都コンサートホール 19:00開演 京都市交響楽団

2001年11月24日(土)、25日(日) オペラ「魔笛」
  四日市市文化会館 時間未定 四日市市民オペラ

2001年12月24日(月・祝) ファーストPOPS in CHRISTMAS
  すみだトリフォニーホール 14:30開演 新日本フィルハーモニー交響楽団
デュオ・ヴォーカル:カズン

2002年5月18日(土) ラヂオ・デイズ〜今夜だけあの日に・・・〜
  すみだトリフォニーホール 18:00開演 新日本フィルハーモニー交響楽団

  ナレーション:國府田マリ子

2002年8月9日(金) デーモンズ・ナイト
  すみだトリフォニーホール 19:15開演 新日本フィルハーモニー交響楽団

  ゲスト:デーモン小暮

 この他にも様々な企画のコンサートが目白押しです。2001年秋には
 テレビ朝日系列「題名のない音楽会21」に出演します。乞うご期待!

竹本様、マネージメントの皆様、ご多忙中にもかかわらず、このような企画を実現させていただきましたこと、心よりお礼もうしあげます!!ありがとうございました。そしていつの日かまたYngwieと共演していただき、その勇姿を私たちファンに見せつけてください。

Yngwie J Malmsteen Mega Fan Site !
宮崎陽子拝

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