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KNAC.comプレゼンツ

An Exclusive Interview With Legendary Shredder Yngwie Malmsteen

By Dave Reinlieb, Contributor
Wednesday, April 10, 2002 @ 5:01 PM

original(原文)

Guitar Legend Yngwie Malmsteen Gives The Lowdown On What's Coming Up

この4月5日に行われたKNACラジオステーションの独占電話インタビューのダイジェストです!
インタビュー本編にはいる前に長々とあるYngwieの経歴紹介は今回は割愛させていただきました。また翻訳権をもらってませんので、抄訳ではなく、ダイジェストになってる事をお許しください。

KNAC:次のアルバムについて教えてください

Yngwie:今(4月5日)はレコーディング開始して10日目だ。WarTo〜Alchemyの路線からさらにヘビーな路線を模索している。確かにWar〜のアルバムではサウンドプロダクションが失敗だと言われたが、曲と演奏は今でも最高にすばらしいものだと確信している、だから今回は前の失敗は絶対に繰り返さない、エンジニアのトムフレッチャーと一緒に念には念をいれて注意深く音づくりを進めている。おそらく夏前には完成するだろう。とにかく激しくそしてメロディアスでヘビーな路線は変わらない、この感覚を言葉で説明するのがむづかしいが、このところずっと自分のなかでいいと思える物、それをそのまま作っている。 決まっているメンバーは2名だ、ドラムのパトリックとキーボードのデレクは今一緒にやっている。ボーカルは何人かと話をしているがまだ決まっていないので何もいいたくない。

KNAC:プデューサ−を今回も起用しないのでしょうか?
Yngwie:ここでベースを効かせようとかあれこれ指図するプロヂューサーとは仕事をしないつもりだ、
誓って前回のような失敗はしないから、大丈夫だ、今 回はかなり慎重にやっている

KNAC:コンチェルトでツアーの計画はあるんですか?
Yngwie:沢山のオファーが来てるし実際計画もしているが、これは準備にとても時間がかかるものなので、簡単には決まらない

KNAC:ジェネシスに関して
Yngwie:もう作業は終ってる、初期のデモを納めたアルバムだ。

KNAC:過去に一緒に組んだボーカルでもしもう一度組むとしたら誰?
Yngwie:(しばらくの沈黙にあとで・・・)
うーん、ジレンマだな、みんなすばらしい、だかみんな問題だ

KNAC:ボーカリストの話をもう少ししてください
Yngwie:彼らは俺にとってはキーボードプレイヤーやドラマーたちと一緒のつもりなんだが、どうも本人たちはそうは思ってないようなんだ、それが問題になるんだ

KNAC:グラハムボネットとのアルカトラズの再結成の話があったんですか?
Yngwie:みんながそれで俺に電話をかけてくる、でも答えはNoだ、俺は自分の仕事で忙しい、そんなのにつきあってる暇はない

KNAC:グラハムがインペリテリと再び組んだ事に関してどう思います?
Yngwie:(あんまり感心がなさそうで、違う話に移行)
80年代にどんな曲をかけばラジオでオンエアーされるか判っていた、だからYouDon't Remember〜 やヘブントゥナイトやホールドオンなんかがラジオでかかった、でも今は違う、オルタネイトもグランジもおれはやりたくない。おれは誰の真似もしたくない。少なくとも俺が良いと思う最高の曲、最高の演奏、最高のメンバーでアルバムを出し、ツアーをすれば、すばらしいと言ってくれる人がいる。これが大切なんだ。
ジョーリンターナーと再び組んだらと言う奴もいる、勿論彼は最高だ、もう喧嘩はしてない、いまは上手くやれるし仕事もインスピレーションでやったみたいにうやろうと思えば出来るだろう、でも違うんだよ、もう過去にやったことを繰り返すのはやりたくないんだ。

KNAC:1stのようなインストは作らないのですか?
Yngwie:作る予定もつもりもない。もともとRisingForceはソロ契約をした俺を気に入ってくれた日本のレコード会社が作れと言ってむりにそうなったんだ。

KNAC:でもそのアルバムがグラミーにノミネートされましたよね
Yngwie:そうだよ、皮肉な話だが、でもおれはやりたくはない

KNAC:スピットファイヤー(アメリカのレーベル)とアメリカでのポジションを(復活のきざしは?)どう考えます?
Yngwie:スピットファイヤーはよくやっている、メタルは以前のように主流じゃないから大変なのは分かている。
おれは自分のスタイルを持ってるし、変えない、変えるつもりも無い、おれにはやるべき事が判ってるし、それをつづけている、大事なのは長く続けてるということだ。事実俺は今でもこうしてここにいる、こうして自分の仕事を、自分の音楽をやりつづけている、これが重要だし、これが結果だ。

KNAC:ギターコレクションは増えてる?
Yngwie:わからん、130〜140本かな、数えた事がない、増えてはいるだろう。

KNAC:ダックは元気?72年のストラトだよね
Yngwie:ダックは寝かせてる、Warの録音で引っ張り出したが・・・ダックは71年だよ
おれは68年から72年までのストラトが心底好きなんだ

KNAC:リノ社の新しいアンプYJM50についてはどうですか?
Yngwie:すばらしい、いい仕事をしてくれたよ、あとDODのYJM308もそうだ、今これをつかって録音している。

KNAC:絶対音感をもってるんだよね、何でも聞いた物ギターで弾ける?
Yngwie:それ以上もしくはそれ以下にね(笑)まあ、すべてはスケールとモードの中におさまってるから、難しいことはない。君もそれが判れば実際に推理は必要ない。即興をやっていながらも、どう展開すればいいのかを正確に把握することができるんだ、どの音を出してもよくてどの音は出してはならないか判れば、より深い事ができるんだ。(ここの翻訳はあやしいです)

KNAC:自分のアルバムでお気に入りは?!
Yngwie:わからん

KNAC:全部が好き?
Yngwie:俺はいままでの仕事すべてに一種の愛着感じている.それぞれの時で、その時のベストを尽くした、やれる限りのすべてをやった、正直、すべてのアルバムに関して、悪いという感覚はない、だがいったんその仕事が終ると急速にそれに対して興味をうしなってしまうんだ、次のことに集中してしまうんだ。実際つねにそれまでやった仕事以上の事をやろうと努力している。ただし、コンチェルトは別格だ、ずば抜けている。だが、つねに俺はそのときのベストをやれるかぎりの最高の物を、ベストを尽くしてやっているという事をみんなも知っておいてくれ。だから今の俺にとってのベストは、今作製中のアルバムだ。

KNAC:じゃあ、夏前にはすばらしいプロダクションの最高傑作をきく事ができるんですね
Yngwie:そうだ、間違いない、War〜のアルバムではみんなにぼろくそに言われたが、今度は絶対にそんな事を言わせない物にしてみせると約束する。

KNAC:あのアルバムはいいアルバムでしたよ実際に、でも批判が多かったの事実ですね、みんなを喜ばせることなんて実際無理ですよね、手厳しい批判も実際ありましたね
Yngwie:分かって るさ、今度の新譜はとても一言では語り尽くせないほどエネルギーに満ちたアルバムだ、今言える事は、今度のドラマ−はとんでもないぜって事かな。

KNAC:スェーデン人でしたっけ
Yngwie:そうさ、スェーデンバイキングだよ。

KNAC:ちょっとFire & Iceのラインナップに近くない?スェーデン人だけのバンドでしたよね
Yngwie:あの時のメンバーでライブを見たことあるかい?!ボーカルはキーを2段階フラットを下げないとライブじゃ歌えなかったんだぜ。

KNAC:でもいいアルバムでした
Yngwie:ああ、まったくそのとりだ。

KNAC:でもエレクトラは全くバックアップしてくれませんでしたね
Yngwie:ああ、そこが大失敗だったんだ。

KNAC:シーンはよくなってるように思えますが
Yngwie:Nirvanaに礼を言えよ。

KNAC:そうですね、1992年、あれはひどかった
Yngwie:まあ、1年前にミリオン単位でアルバムを売ってた連中の多くが今では庭の芝を刈ってるような世の中だ、それに比べれば俺は今こうして好きなように自分の仕事ができる、文句は言えんさ。

KNAC:実際、スティーラーであなたがシーンに出現したときは、ほんと大騒ぎでした、沢山のオファーがあったんですよね
Yngwie:まあ、ありとあらゆる手段でって感じだな、実際まだスエーデンにいる頃からオジーやキッスのマネージメントから電話があったぐらいだ。まあ、アメリカに渡ってすぐに、ロニー、彼とは今でも良い付き合いをしてもらってるが、やUFOのフィルモグからオファーをうけた。他にもあったかも知れないが忘れちまった。でもみんな俺とスーパババンドを組むみたいなことしかなかった。だが、グラハムがアルカトラズの結成をオファーしてきた時は違うと感じた、まだアイデアも何も無い状態だった。だから俺は好きなようにやらせて貰えそうだと思ったんだ。で、実際好きなようにやらせて貰えたわけだが。でもツアー中に気まずくなりだした。すっかり険悪になった。アルカトラズという選択は間違ってなかった。今振り返っても、俺がコンポーザーとしてやっていこうと決めたそのキャリアの出発としては良い選択だったと思う。スティーラーは実際曲が最低だったし、おれはギターをつけ足す以外はできなかったから。そういえば、後になってデーブリーロスからもオファーが来たことがあったな。

KNAC:ホント!!?
Yngwie:でも丁寧にことわったよ。ビリーがタラス時代に前座だった事があって、DLRバンドになってから思いだして誘ってくれたんだが、おれは丁寧にことわることにしたんだ、おれはなにかの一部分ってのは苦手だからね。自分のやることは自分で決める主義だからね。

KNAC:で、ヴァイが入ったんだ
Yngwie:そうだろうね、彼(ヴァイ)は良い奴さ、わりと仲がいいんだぜ

KNAC:息子さんはどお?!いくつになった?ギターを弾いてるの?
Yngwie:ああ、でかいぜ!4才だがな。俺は子供には子供の時にしか出来ない事があると思っている、だからあせっていろいろなことを強要したりしないことに決めたんだ。彼はなんでも好きな事にマジに取り組めばいいんだ。それにしても彼はとてもかしこいし音楽的でもある、心配はしてないよ。

KNAC:もし仮に、自分のことで何か変える事が出来るとしたら、何を変えますか?
Yngwie:なんにも変えないよ

KNAC:自分の過去のキャリアを振りかえってみて、いつが良かったとおもいます?
Yngwie:今が最高の時さ。俺は自分のゲームを自分で主導権を握りながらやっているだから、いつもゴーイングマイウェイなんだ。多分一番悪かった時がいつかはすぐいえるけど

KNAC:オデッセイの直前でしょう?
Yngwie:そうだな、あの時はひどかった、ただし、俺は常に前を向いて生きている、俺はのんびりと過去を振りかえって怠けたり腐ったりはしない、とにかく前進あるのみだ。ただひたすら、前へ進めって感じだよ。俺にはこんな生き方しかできないんだ。

KNAC:どうもありがとう
Yngwie:良い話ができたね。

以上

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