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Box set "YNGWIE MALMSTEEN ARCHIVES"

Lottery winner fan invited by PonyCanyon to "Meet Yngwie Tea Party."

Twelve very lucky fan can attend the tea party at secret place in Tokyo.

19/June/2001 Tokyo report by Kyoko


参加したファンと銘々記念撮影

YNGWIE・ティーパーティ 6月19日 都内某所にて 

晴れていたのに、16時を回ったころから雨が。。。
重いギターがますます荷物になって堪えたけれど、予測不可能なイヴェントを前にして、心は高揚している。だって、あの凄まじい公演を終えたばかりの天才に会えるのだ。
時間よりほんの少し早くついたので、待ち合わせしたおねえさんと某有名喫茶店に向かった。
おねえさん、冷たいコーヒーを飲み、PCに向かって、あの壮絶だったコンチェルトのことを語り始めた。
「睡眠を削って、HPに最新情報をアップしたの。」とPCの画面を見せてくれた。
長年、語り尽くせぬ思いでYNGWIEを応援しているこの方と共に、このイヴェントに参加できる幸せを嬉しく思った。
そうこうするうちに受け付け時間の18時30分を回った。受け付けを終え、場内に入ると、すでに私達以外の招待客は一つのテーブルに二人ずつ腰掛けていた。
想像通りだが、少数の招待客を見ると再び緊張感が私の中を走りぬけた。みんなも緊張の面持ちだったけれど、出されたケーキやお茶はしっかり頂いてたみたい。私はなんだか地に足がついていない状態で、所在なく、レコード会社の方から、「どうぞ」、と勧められた席についた。おねえさんは、BGMのコンチェルトに併せてハミングしている。「サインしてもらう物、だしておいたほうが良いよ。」、とのアドヴァイスも。レコード会社の方からのアナウンス。
「少々YNGWIEの到着が遅れております。もうしばらくお待ちください。」まだ、このビルの中にはいないのね。手に汗かいてきた。そうこうするうちに、奥の部屋からあのジャラジャラというアクセサリーとブーツの音が聞こえてきた。
「YNGWIEが到着致しました。一つ一つのテーブルを回りますので、質問、サイン、写真撮影をしてもらってください。」
「えーーー、それって披露宴???」という私の独り言に、おねえさんが、「花嫁はどこ?」。
招待客のみんながのけぞっていたことは言うまでもない。
「YNGWIEの登場です!」パチパチパチパチ、ひゅーーー、YNGWIE〜!と十二人の招待客は思い思いにYNGWIEを向かえた。YNGWIEは黒いシャツにレザーパンツ、そして、サングラスをかけていた。とても陽気に片手を上げて、はしゃいでいるように見えた。こんなことを書いたら不謹慎だけれど、表情があどけなく、愛らしい子供のようだった。
YNGWIEの「HELLO!」の一言で披露宴は幕を明け。
そして、いよいよ一つ一つのテーブル訪問開始。
YNGWIEは、金粉を散らし、光に包まれて歩んでいた。
あんまりじっとしていられない心境だったけれど、他のテーブルの邪魔をしてはいけない、と踏みとどまり、遠くから招待客の表情、YNGWIEの一挙手一投足を見ていた。

幸運にも、招待されていたうちの二人の方に感想を聞くことができた。4番目のテーブルのSさんと5番目のテーブルのYUSUKEさん。Sさんの席ではちょっとしたハプニングが。Sさんがサインをしてもらおうと持ってきたギターをいたく気に入り、「俺の使っているギターよりも良いギターだ。」なんていう発言まで飛び出し、喉から手が出ているのが見えた。「市販モデルでこんなに素晴らしいギターは見たことがない」、とボディラインをさーっと手の甲でなでていた。サインをするときにも、「これはとても良いギターだから綺麗にサインをしないとね。」と、ちゃんとペンが書けるよう別紙に練習。それを見たSさん、ギターが本当に大好きな人なんだ、実感し、流れているCONCERTOの旋律を弾くYNGWIEを目の当たりにして感動の嵐に襲われた。たくさん話したいことがあったけれど、サイン、写真、握手ができて、何も思い残すことはない、というころ、そろそろお時間が…。
YNGWIE、YUSUKEさんのテーブルに移動。

YUSUKEさんは、ティー・パーティということで気合を入れてスーツでの参加。
しかし、周りは以外にもラフな感じだったので、戸惑ったそう。握手を早速交わしたのだが、手がものすごくでかく、この手があの音をだしているのだと感動!YUSUKEさんのテーブルを回っているときに、ちょうどCONCERTO SUITE、VIVACEの一番最後の部分が流れていた。すると、その旋律に合わせてYNGWIEは首を右、左、とふり、最後のジャーーンで、ガクンとコウベを垂れた。
そのしぐさったら、もう!!!質問の最中、通訳の方が、「本当に訳すんですかー?」と問い返してしまうほどの猥談までも飛び出したらしい…YUSUKEさん、持参したANTONIO君へのプレゼントのピチュー(本当はピカチューが良かったそう。)をYNGWIEに進呈。YNGWIE、殴る、つぶす、暴行を加える、ふりをしたが、気に入ったのか猫を抱えるようにそのピチューを腕に抱き、写真撮影。かな〜り貴重な一枚となるはず。
緊張していたYUSUKEさんだが、頭の先から爪の先までじっくり観察したそう。
かくいう私も強張りながらもYNGWIEのことをじーっとみてました。
まだ親指の血豆が残っていたなぁ。

いよいよ私達の6番目のテーブルへやってきたのだ、舞い上がってしまい、あまり覚えてない。ただただ、サインをしてもらい、一つだけ質問を。
「ほんとうにやっかいだったんだ。」とコンチェルトの作成段階から実際に演奏するまでの感想を教えてくれた。
おねえさんが、YNGWIEに寄贈した写真にしばし見入る。
オーチャードホールを正面から捉えた写真に、「これは、素晴らしい写真だ。よく撮れている。」とYNGWIEは、しんみりと言った。
やはり芸術の才能も合わせ持っているのだ、と思った。
開場5分前、客席を背にステージ中央にたち、心持ち上を向いている写真(この写真、息をのむほど、カッコイイ。)を見て、「やっぱり俺はハンサムだな。知ってるだろう。」といった。と、次の瞬間「やったーーー、終わった、パーティだーーー!」とYNGWIEがデス声でまた吠えた。それは、指揮者の竹本さんと汗まみれの青白い顔で肩を組んでいる写真を見てのコメント。

YNGWIE、おねえさん、私の3人で写真を撮ってもらって、時間終了。
YNGWIE、最後にみんなに挨拶。「今日はみんなどうもありがとう。7月にまた会おう!Thank you!」と退場。
夢のような1時間が閉幕した。帰り際、お土産をレコード会社から頂く。
宝物がたくさん、貴重な思い出いっぱいの1時間だったな。
今日のことは一生忘れない!!みんなもきっとそう思ってるはず、と、ぼーーーっとしていたら、あれ、おねえさんが失踪…???

The end

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